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末期の水は、死者に血のつながりの濃い順にとる

末期の水をとることによって、家族は肉親の死に直面する心がまえを持つのです。末期の水をとる順番は、本人と血のつながりの濃いものから行ない、近親、友人と続きます。そして、心臓の鼓動が停止すると、医師は臨終を告げます。臓器移植問題があって、死の判定の基準がいろいろと論議されていますが、病死のような場合は、心臓がとまったときが死とみなされます。しかし肉体の細胞が完全に死に到るまでには、それからなお一日ぐらいはかかるものとされています。臨終から火葬まで、一昼夜以上はおかなければならないのはこのためです。遺族は悲しみと動揺をおして、連絡もれの人たちに死を知らせて、集まってもらいます。そして、後日葬儀をひらきます。

婚約を解消する場合

婚約解消は、男女どちら側からも一方的にすることができます。見合い結婚の場合は、まず仲人に相談し、間に入って交渉を進めてもらいます。仲人宅に出向く際は、親も同行し婚約解消の事情を十分説明して理解してもらいます。また、まだ仲人が決まっていない、結婚を前提にお付き合いをしている恋愛中のカップルが、事実上の婚約を解消する場合も、仲人に代わる第三者を立てて、婚約解消の事情を説明するとよいでしょう。そして、婚約解消が決まったら、取り交わした結納の品をどうするか決めなければなりません。双方が合意して解消する場合は、結納金、結納品、プレゼントなどはすべて相手側に返します。一方的に解消するときは、もらったものすべてを返します。ただ、贈ったほうから無理に返せといわないのが一般的です。また、婚約披露や婚約通知を送るなどしている場合は、婚約解消の通知状を出します。周囲の人たちから御祝儀やプレゼントなどをもらっている場合は、お詫びの言葉に同額程度の品物や商品券などを「粗品」として添えて贈ります。仲介にたった人(仲人)には、現金か商品券を持ってお詫びとお礼をします。

王室がマナーのつくり手、担い手

王室がマナーのつくり手、担い手となった例は枚挙にいとまがない。ルネッサンス以後のフランス王宮では、王妃や貴婦人たちがその才色を競い、優雅な物腰やしゃれた会話術を研究し、より魅力的であろうとした。その結果、社交界文化が咲き誇り、エティケットの面でも数々の業績を残すことになる。ランブイエ侯爵夫人。彼女は自分の館のサロンに宗教家、政治家、軍人、哲学者、文学者、画家、音楽家らを招いては彼らとの交流をはかり、将来見どころのあるお気に入りの人物のパトロネスとなり、サロン文化の創始者となった。ポンパドゥール公爵夫人。彼女はルイ十五世の寵妃でもあり、ファッションはもとより、文芸、演劇、音楽、陶器、インテリア、建築などに造詣深く、ヴェルサイユ宮の大夜会を巧みにとりしきり、ロココ文化の女王と讃えられる。社交上の必需品として、名刺を考案した。さらに、フランス料理のフルコースを完成させたことと、身だしなみとして不可欠な香水を普及させたことで文化史に不滅の名を残すアンリ二世の王妃カトリーヌ。