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アメリカのネットビジネス企業

アメリカのネットビジネス企業の多くは、アメリカ西海岸サンフランシスコ近郊のシリコンバレーに立地しています。シリコンバレーのシリコン(珪素)は地球の岩石を形成する最もありふれた元素で、酸素に次いで多くあります。このシリコンを精製して超高純度にしたものが半導体の母材となるために、現在のコンピュータはシリコンの上に形成されていると言われ、このことから3、000社を超えるコンピュータ関連企業が密集している谷(バレー)との意味でシリコンバレーと呼ばれます。谷といっても、日本で考える狭い峡谷ではなく、元はのどかなブドウ畑の広がる傾斜地で、サンフランシスコからその南のサンノゼ市を結ぶ海沿いの国道101号線と山沿いに走る国道280号線に挟まれた一帯のことを言います。この2本の国道に沿って多数の企業が集積しているわけです。

カギは「分散型」の運用に

どのようにして可能なのでしょうか。くわしい技術的説明はさておくとして、そのカギは「分散型」の運用にあります。「分散型」の運用とは、個々のネットワークは自律的な存在で、そのようなネットワークが相互につながっている状態で運用されるということです。「インターネット」という言葉は、ネットワークのネットワークという意味が語源なのです。ですから、要素となるそれぞれのネットワークの機能やサービスは自律的に決められています。したがって一つひとつのネットワークは、インターネットにつながるための最小限の約束事以外は、かなり自由にふるまうことができます。その約束事で、一つのコンピュータから、どんなコンピュータへでも届くという仕組みをつくっているのです。

シングル・サインオンでも因縁のライバル対決?

シングル・サインオンのしくみとして代表的なものに、マイクロソフトのNETPassportと、サン・マイクロシステムズが中心となって活動しているLibertyAllianceがあります。前者は認証機構をマイクロソフトのサーバで一元管理するのに対し、後者はさまざまな個人情報を持つ企業がそれぞれ認証機構を管理し、必要に応じて連携し合うしくみになっています。NETPassportは、私企業1社が個人情報を独占することに対する抵抗が強く、思うように利用者が増えないようです。LibertyAllianceはこのようなNETPassportに対抗して出てきたといわれています。サン・マイクロシステムズとマイクロソフトの対決色は根強いといわれているものの、マイクロソフトもLibertyAllianceに協調することを表明しているので、共存が期待されます。セキュリティの問題で普及が阻まれる心配は、|丁技術の歴史経験上考えにくいWebサービスは、セキュリティの問題で普及が難しいのではないか、という意見もあります。しかし、現在インターネットで行われている商取引や金融取引(クレジットカード決済や振込、株式売買など)がこれほど普及するとは、はじめから想像したでしょうか。セキュリティやレスポンスなどの心配があっでもこんなに普及したのは、そこにビジネスニーズがあったからです。そして、インターネットが標準の技術だからです。その結果、必要な技術が次々と開発されて現在のようなEビジネスの世界が実現しました。Webサービスも同様な道をたどるものと予測できます。